2007年の末に当たり
2007年の末に当たり
このhome pageを開設して、3年半を越え、今まで約115,000アクセスがありました.随分、多くの方と会話をしました.個人的な事項ですが、今年を少し振り返ってみたいと思います.
1.生まれる前からや生後すぐから診ている患者さんがいます.毎年、大きくなって行くのを見るのが、楽しみです.外来患者さんの多くは、高齢の方なのですが、その中に、子供さんの患者さんもおられ、平均年齢を下げてくれています.外来で、記念撮影をすることもしばしばです.
2.セカンドオピニオンで、たくさんの患者さんを見ました.子供の脳梗塞、遺伝性出血性毛細血管拡張症、血管腫、脳血管奇形、顔面血管奇形など、疾患も多彩で、また沖縄、長崎、博多、徳島、埼玉、東京、横浜、仙台、青森など遠方からも患者さんが来られました.他に、Home Page経由で、お話を聞くことも多くありました.
3.Home Page経由で、遺伝性出血性毛細血管拡張症 (HHT)の患者さん、その御家族を多く、診察・治療をしました.中でも、脳以外の症状で、御悩みの御家族の診察を行ない、勉強もしました.その症状は、消化管出血・鼻血・呼吸困難など、多彩でした.恐らく、今年HHTの患者さんを日本で最も多く見たのではないかと思います.
4.「脳脊髄血管の機能解剖」という自著を5月に出版しました.どの程度売れているか不明ですが、若い脳神経外科の先生で脳血管解剖を勉強する臨床の先生は、購入してくれているようです.次の本を計画中です.
5.Niche Neuro-Angiology Conferenceという会を5月に主催しました.130人以上の予想より多数の医師が全国から参加しました.Nicheな(狭間の)、つまりmajorではないが、それでいて大事な分野:子供の脳血管病変や頭頚部の血管腫・血管奇形などの分野にも興味をもつ仲間と討議が出来ました.来年も第2回を5月に行なう予定で、準備をしています.
6.日本脳神経血管内治療学会の理事と機関誌編集長を勤めており、学会自身が今まで持っていなかった学会誌の創刊まで持ってこれました.誌名は、「脳血管内治療」、英語名は、Journal of Nero-Endovascular Therapy (JNET)と言います.まさに12月28日に刷り上がり、会員2,300人に郵送します.編集長の仕事は、結構大変で、これからも続きます.
7.学会や講演会で、いろんなところに行きました.函館、仙台、金沢、千葉、名古屋、神戸、高知、博多、沖縄、北京.勉強と御当地のうまいもん(御馳走)の組み合わせがどこも絶妙でした.
小宮山雅樹
2007.12.26 記
うちのマリアとマロンは、こたつが大好きです.掛け布団の内側は、マロンのせいで、穴だらけです.