2回目の引っ越しにあたり

ホームページが、2回目の引っ越しをしました.引っ越しの理由は、簡単に内容を変更や追加できるMacに乗り換えるためでした.

 

ホームページの内容は、子供の脳血管奇形、脳血管障害、頭頚部を中心とした血管腫・血管奇形ですが、その頻度が、疾患によって全く異なります.子供の脳血管奇形は、以前は、子供病院の併設されている当院でも、1年に1例あるかどうかでした.大人と同じようなアプローチができる脳動静脈奇形を除くと数年に一人の患者さんを診るぐらいの頻度でした.1995年に、ガレン大静脈瘤を初めて経験してから、少しずつ症例が増え、特に管理が難しい出生前に診断される胎児や新生児の治療経験が増えてきました.

 

子供の脳梗塞も、決して多くはありません.過去12年間で、いろいろな原因の脳梗塞のお子さんを20人近く診ましたが、小児科の先生でも、一度も経験のない場合も多いと思います.原因が分からない場合も多いのですが、原因にあった治療方針を立てていきます.

 

血管腫は、欧米では10出産に一人はあるというぐらい、高頻度の良性の疾患です.90%以上の患者さんは、ほっておいても小さくなっていきます.ただ、注意を必要とするのは、多くの医師は、広い意味で「血管腫」という言葉を使っており、その中には、決して小さくなったり、消えたりしない血管奇形があります.これらも、いろいろな構成成分で分類され、それぞれ治療方針は異なってきます.小児科・皮膚科・形成外科など、どこにいっても専門家があまりいないのが現状です.この中で、出血傾向などを示すカサバッハ・メリット症候群を呈する生後3ヶ月から6ヶ月の患者さんの治療は、簡単ではなく、私たちも小児血液科の先生と一緒に試行錯誤を重ね、今まで5人の小さなお子さんが元気に退院しました.

 

最後に、良いか悪いか分かりませんが、我が家の主役のわんこの写真をホームページ入れることにしました.以下、メンバーです.

 

アジア:ゴールデンレトリーバー ♂(1994.9.5-2005.6.20)

マリア:ミニチュア・ダックス ♀(2001.7.9-)

マロン:ミニチュア・ダックス ♀(2005.6.5-)



Top Pageへ