Klippel-Trenaunay Syndrome
1900年にフランスの神経内科医のKlippelとその弟子であるTrenaunayが報告した症候群で、その三兆候は、ポートワイン ステイン(port wine stain)、静脈の異常(静脈瘤を含む)、一肢の骨・軟部組織の肥大です.このように人の名前のついた病気を初めて記載した医師にリスペクとするとともに、最初の記述を読むのも楽しみです.
彼らの原著は、1900年発行で、フランス語で書かれており、図や画像など全くなく、文字だけの論文でした.また英語の抄録もありませんでした.以下に、最初のページを載せますが、私はフランス語が読めないので、何となく3兆候が書かれているのが分かるぐらいでした.コピーですが、原典は紙がぼろぼろになりかけているのが分かります.
neavusが皮膚所見で、varicesが静脈の怒張、hypertrophieが下肢の肥大に付いての記載だと思います.
参考文献
Klippel M, Trenaunay P: Du naevus variqueux osteohypertrophique. Arch Gen Med 185: 641-672,1900
2008.2.20記