小児の医療

 

小児の医療 (国際ガイドラインから)


E1: 専門委員会は、


オスラー病を持つ親の子どもには無症候性であっても診断的遺伝子検査が提供されるべきであると助言しています.


エビデンスの質:高い(96%が同意)、推薦の強さ:強い(94%が同意)


E2:専門委員会は、


オスラー病を持つ子どもやオスラー病の危険性のある無症状の子どもには、初診や診断時に、肺動静脈奇形のスクリーニングを推奨しています.


エビデンスの質:中等度(94%が同意)、推薦の強さ:強い(94%が同意)


E3: 専門委員会は、


大きな肺動静脈奇形や酸素飽和度低下を伴う肺動静脈奇形を持つ子どもは、重篤な合併症を回避するために、治療を行うことを推奨しています.


エビデンスの質:中等度(98%が同意)、推薦の強さ:強い(98%が同意)


E4:専門委員会は、


オスラー病を持つ無症状の子どもやオスラー病の危険性のある子どもには、通常5年おきに肺動静脈奇形のスクリーニングを繰り返すことを推奨しています.


エビデンスの質:低い(92%が同意)、推薦の強さ:強い(86%が同意)


E5:専門委員会は、


オスラー病を持つ子どもやオスラー病の危険性のある無症状の子どもには、初診や診断時に、脳血管奇形のスクリーニングを推奨しています.


エビデンスの質:低い(86%が同意)、推薦の強さ:強い(86%が同意)


E6: 専門委員会は、


高リスクの特徴を持つ脳血管奇形は治療を行うことを推奨しています.


エビデンスの質:低い(100%が同意)、推薦の強さ:強い(98%が同意)



「国際HHTガイドライン第2版の臨床推奨事項と国際HHTガイドライン第1版の現在推奨されている臨床推奨事項について」Annals of Internal Medicine, 2020の和訳版から