HHT JAPANについて

 

本邦では、約1万人以上のHHT(遺伝性出血性毛細血管拡張症・オスラー病)の患者さんが、潜在的におられますが、一人の医師が、診察・治療に当たる機会も少なく、鼻、脳、肺、肝、皮膚、消化管症状など多彩であり、多診療科に渡る受診が必要なため、逆に、どの診療科が、責任もって診療に当たるべきかが、明確でなく、専門家もいない状態が続いています.



この疾患の診断・治療レベルの本邦での向上と患者支援を目的とし、2013年7月にHHT JAPANが創設されました.HHT JAPAN のサポート、mailing list への御参加、研究会への御参加を賜りますよう、お願い申し上げます.



会の名称は、HHT JAPAN ですが、日本語表記を「日本HHT研究会」とします.患者さん、患者会(2012年創設)との連携は、非常に重要ですが、この会は、医師主体の医療関係者の集まりです.しかし、医師だけに限定はしていません.基礎の研究者や医療関係者もwelcomeです.またclosedの会ではなく、HHTに関心がある先生方(病院勤務、大学勤務、研究所勤務、開業の先生、全て)の全てにopenな会です.


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以上が、公式なHHT JAPANについてのコメントです.しかし、この会の創設は、2013年6月、つまり創設の1ヶ月前にアイルランドのコークであった2年おきに開催される国際学会(HHT International)が関係しています.日本から10人弱の参加者がありましたが、日本のHHTの診療レベルの遅れを強く感じ、HHT JAPANの創設につながりました.